「ありがとう」の魔法 3

Emiko

2009年11月08日 23:18


老健施設出張ケアで私が感謝と自信を頂いたHさんのお話です…

ボランティアからスタートし個人的にケアして欲しいとの依頼を頂き

4月末から週3回のケアをさせて頂いたHさんは足の痛みがひどく

苦痛を訴えていらっしゃいました。

 優しいタッチで足をマッサージしてさしあげると、強張っていた表情が

だんだん緩んできました

痛みが強い箇所は、しばらく手をかざして

『元気パワー入れましょうね~』

と、ヒーリングも併用しながら施術していると、いきなりHさんが

『不思議だね~、貴方が触ると痛みが取れてるさ~

えみちゃんの手はクガニディー(黄金の手)だね~』

と、おっしゃりお顔を見るとニコニコされていました。

施術が終わると、

『ありがとう!さっきまでの痛みがウソのようになくなっているさ~

。えみちゃんは、私にとって神様にみえるさ~。これからも私を助けて

ちょうだいね…』


とお礼を言って下さいました。私は感激し、

『こちらこそありがとうございます私に出来る事は

させていただきます』


{今まで痛みに耐え、とても苦しかったんだろうな…}

二人で手を取り合って泣きました。


 その後、少しずつ信頼関係も深くなり私は限られた時間の中で

誠心誠意ケアさせて頂きHさんの心が元気になっていくのを嬉しく

感じていました4週目から週5回の依頼を頂き、

スクールが入っている日は主人と交代でケアに伺い、たまには夫婦で

訪問し私達を待っててくれるHさんの笑顔のお会いするのが楽しみに

なっていました。

 6月30日、いつものように施術を終えベッドに寝入るのを見守りながら

「Hさん、ゆっくり休まれてくださいね。又明日来ますからね」

と手を握って頭をさすると、ウンウンとうなずき

『えみちゃん、明日もおねがいね~』

と、会話したのを最後入院されたのでした。

 それから1か月半位経過しボランティアに伺った際、Hさんと仲が良かった方に

「Hさんはお元気ですか?」

と尋ねると

『知らなかったの?Hさんは亡くなったのよ…でもね、Hさんは

生前「いつも亀ちゃん夫婦がマッサージに来てくれて感謝している。

私はこの時間だけが唯一の楽しみなのよ本当に

ありがたい」って何度も私に話してくれたのよ。私からも貴方達夫婦

にお礼を言います。いろいろHさんの為にやってくれて、ありがとう。

ボランティアもずっと続けてくれてありがとう』


周りに人がいるのもおかまいなしに涙が溢れて止まりませんでした…

Hさんの気持ちが伝わり感謝の気持ちで一杯になりました

Hさん、ありがとうございます。私、この仕事やってて本当によかった!




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